お国が変われば映画も変わる
映画が好きで、色々な国で作られた映画を見ていると、やはり映画でもお国柄が表れていて面白いですよね。これから、国ごとに作られる映画がどんな特徴を持っているのかちょっと紹介していきます。
アメリカ映画
アメリカといえば、ハリウッド、アメリカといえばとにかく派手な作品、という印象をお持ちの人も多いのではないでしょうか。ちょっと大げさな演出になってしまうこともありますが、むしろそれがわかりやすさを生み、世界で支持される映画が作り出される理由でもあるのでしょう。また、地球や家族を救うために、登場人物が死んでしまうことが多いのも特徴かもしれません。
インド映画
インド映画の特徴は、なんといっても「踊る」ことです。ミュージカル仕立てで、突然歌い、踊ります。最初に見たときは驚きました。また、ハッピーエンドが多いのもインド映画の特徴といえるでしょう。
フランス映画
フランス人にとって、映画は娯楽ではなく芸術です。そのためキャラクター達は、ちょっとしたことでも真剣に考え、見終えた後、人生の深みを感じるのです。……というのは昔の話で、最近はコメディも面白いものがありますね。フランス人といえども年中「愛とは何か」とか、「生きる意味はどんなものなのか」なんてことばかり考えてはいられないようです。そのため、徹底したコメディか、見る人によっては何が面白いのかわからないような内にこもった芸術作品、両極端の作品が多いのではないでしょうか。
日本映画
アニメやホラーなど、日本人独自の表現力が日本映画の強みです。
また、日本の映画で特徴的なのは、アイドル映画というジャンルがあることでしょうか。映画の質や面白さよりも、アイドルで集客することを目的にした作品は、残念ながら演技力やストーリー性で評価されないものも多いですね。邦画より洋画が好き、という人はつまらないと感じる邦画が多いからでしょう。
香港映画
ブルースリーやジャッキー・チェンに代表されるような、カンフーアクションが香港映画の最大のイメージではないでしょうか。そう、やはり香港映画の特徴のひとつはワイヤー・アクションです。
中国映画
香港映画とは異なり、中国映画は日本ではあまり馴染みがありません。最近ではレッドクリフが注目を浴びました。中国映画の特徴は、ロケのスケールがすごい!中国は世界でもっとも人口の多い国ですから、当然といえば当然ですね。
タイ映画
タイ映画は見たことがない、という人も多いと思いますが、アクションやホラー、コメディなど、日本人が見ても面白いと感じる作品が多くなっています。制作費が少ない作品が多いのですが、B級映画好きなら気にはなりません。